命題「おっぱいは好きですか?」に本気で回答する

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はじめに

先日上記のような質問を、peingでいただきました

匿名での質問なので、特定の方に送ることになりますが、ご質問いただきましてありがとうございます

最近実はちょくちょく質問をいただけるようになって、実は結構嬉しかったりしてますが

こういった直情的で、煽情的な、ある種の高揚感を示すような質問であれば

エロゲユーザーであれば

「めっちゃ好きです!!!」

「ぼくは貧乳派でして、云云かんぬん…………」

「巨乳こそが至高!!!」

「奇乳までいかないと!!!抜けないでしょ!!!!!!」

などなど、心のままに記載される方が多いと思います

それはそれとして至極当然の回答だと思います

 

じゃあ僕のところに来た質問は?

同じように答えて面白いんですか?

 

もちろん、同じように答えることで

「あー、もぎたてはこういう風に答えるタイプかー」

となるかもしれませんが

 

「見たことある答えだな!ほーん。」

と歯牙にもかけないことは起きて当然だとも思います。

 

つまり、これは僕に課せられた使命だとすらいえるわけです

ということで、この先で

「おっぱいは好きですか?」

という

ある種原始的な問いに対して

本能の赴く様を蹴散らして

正面切って、堂々と、真面目ぶって、原義からお話していこうと思います(狂気)

「おっぱい」とは

「おっぱい」という単語を調べようと思っても、いわゆる俗的な言葉なので

俗的相応な検索結果ばかりが表示されてしまう

基本的にWikipediaの引用は好きではないが、今回ばかりはこちらを引用させていただきます

おっぱいは、乳汁または乳房を表す日本語の俗語。本来幼児語であるが、各世代の日本人によって使用される。

本記事では語句としての「おっぱい」について記述する。器官としての乳房は「乳房」の項参照。

本来は幼児語であることが分かりました。

そして、乳房を示すとともに、乳汁を示すとも。

意識したことはありませんでしたが、たしかに授乳の際に「おっぱい」と発言するケースに、おかしな点は感じられません。

 

また、器官としては「乳房」と調べることで、器官の機能なども理解することができるでしょう

本議題は「おっぱい」ではありますが、一応該当記事にも足を運ぶこととします

乳房(にゅうぼう、ちぶさ)は、哺乳類のメスが具える外性器の一つ。構造上は外皮と密接な関係があり、女性では乳腺から乳汁を分泌し、哺乳器としての機能を内包する。その形状や大きさには個人差、年齢差、人種差があり、乳腺の分泌期とそうでない時期によっても異なる。女性では10歳前後から発達し始め、成人では前胸壁の大胸筋上に半球状(椀状)に隆起し、底面の直径は平均で10~12㎝ほどである。

 

俗称としては「おっぱい/オッパイ」が、少なくとも幕末以降広く用いられている。第1義には幼児語で「母乳」を指すが、男性を性的に魅了する「女性の胸の膨らみ」の意でも広く用いられるようになった。語源は諸説あってはっきりしない。「ぱいおつ/パイオツ」は「おっ-ぱ-い」の3モーラを「お-つ-ぱ-い」と4モーラに変換したうえで前後を入れ替えた倒語で、1970年代に発生した。また「ぱいぱい/パイパイ」は幼児語「おっぱい」から派生したと考えられるが、性的語義の「おっぱい」としても用いられるようになった。更には、性的語義の「おっぱい」あるいは「ぱいおつ」の「ぱい/パイ」が性的「おっぱい」の意味を持ったまま接辞化してもいて、主に性的「おっぱい」の関連語を合成する形態素になっている他、音価の類似性からギリシア文字「π」(その日本語慣用名である『パイ』)と関連付けされてもいる。

 

「おっぱい」という俗称は幕末以降に広がりを見せたとあります。

『於路加於比』に、「乳汁をおっぱいとは、ををうまいの約りたる語なるべく」とある。

 

『日本古典文学大事典』
p.195 
「於路加於比 おろかおい」
随筆。三巻三冊。柳亭種秀(笠亭仙果)作。(中略) 師柳亭種彦にならって、古今の人物・事物・風俗等を、所所に図を加えながら考証した作。」

色々調べてみましたが、具体的に記載を確認することはできませんでしたが

これ自体はWikipediaにも記載されてますが、江戸時代の随筆以前に、日本の文献としての「おっぱい」という単語が発見しにくいところで、この随筆の出現を境に広まったとされています。

 

さて

生理学や解剖学などに触れるとキリがなくなってしまいますので

あとは外面的に見える範囲の物だけ記載していこうと思います

 

少なくとも現代の都市文明社会においては、女性の乳房の存在はすぐれて性的であり、肉体の性的魅力の大きな要素をなしている。思春期の女性は乳房が思春期開始と共に発達し始めるのに対し、尻の発達し始めるのは乳房全体が膨らみ始める初経の1年前後と、乳房よりも後になる。

妊娠中でも授乳期でもないという意味での平時にも膨らんでいる乳房をもつのは、ヒトだけである*1

チャールズ・ダーウィンは、メスだけに乳房が発達するのは、オスに対する性的信号を発信するためであろうと指摘した。*2

デズモンド・モリスは述べる。多くのサル類では発情期にメスの尻が色づき、これをオスに示す行動が知られている。ヒトの祖先が直立二足歩行をするようになると、従来の前のめりな姿勢がもはや基本的なものでなくなり、加えてオス(男)の目の位置は異性の尻よりずっと高い所にまで上がってしまった

。こういった変化のせいで、たわわな尻と外性器による直接的な性的アピールは、以前ほどの効果を期待できなくなった。そこで、尻に替わって異性の目線の近くでアピールできる部位として胸部をたわわに膨らませるようになったという仮説である。

乳房 - Wikipedia

引用元は残念ながら購読していないので読めてはいませんが

1点目

たしかに授乳的機能の面だけ考えると、平時に乳房が発達しているのは確かに興味深い

理由を考えるのであれば、「尻に変わるセックスアピールだ」というのは、無理のない思考だと考えやすいかもしれない

一方で子の思考に対する反論としてこういう文章が紹介されている。

一方で、人類学者フランシス・マシア=リーズ(ラトガース大学所属)はこう反論する。大きく引き締まった乳房が「繁殖の準備ができたことや子供をたくさん産めることのアピール」であるなら「妊娠中や授乳中の乳房が最も大きくて引き締まっている」のは何ゆえかという疑問を提示している。マシア=リーズの説によれば、ヒトの乳房が大きくなったのは自然選択の結果である。脂肪の蓄えがあれば食糧供給が不安定な初期人類にとって生存に有利に働いたに違いないとの考え方である。*3

乳房 - Wikipedia

たしかに、生存に有利だったと考えるのも、否定をしにくいのが直感ではある。

だが、その脂肪が生存に有利であったのならば、男性にも幾何かの脂肪が胸部に備わっていてもおかしくはないだろうと思うのだ、筆者だけであろうか。

 

また、形状についてはこの2点を抑えておきたい

乳房の形状は個人差、人種差、年齢差が大きいことは前述したが、乳房の軸と底面直径の関連により分類される。ドイツの人類学者R. Martinは以下の4つに分類した。

(1) 皿状乳房 - 乳房の高さが低く、基底が大きい。
(2) 半球状乳房 - 高さが基底の半径に近い形状。ヨーロッパ人に多い。
(3) 円錐状乳房 - 高さが基底の半径よりも大きい。
(4) 山羊乳状乳房 - 乳頭が著しく下方に向いている特徴を持つ。

www.asakura.co.jp

まず、上記リンクに掲載されている、朝倉書店から発売されている『人間工学ハンドブック』

こちらの273ページに、上記が記載されているようだ。

もう一点はこちら

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blog.thirdlove.com

上記リンクは、 ThirdLove というランジェリー会社がおっぱいの形状を9つに分類したものだ

 

こうしてみると、主に男性に性的興奮を見出させるような姿を特徴とする女性の絵姿というのは、Round(おわん型)が多いように思える

左右バランスが取れたタイプの方が、見ていて落ち着きを感じやすいためか?

セックスアピールとしての役割を担うのであれば、やわらかく膨らみがあるものをイメージとして持ちやすく、そこに標準を合わせた結果なのだろうか

 

そしてもう一つ大事なことを考える必要がある

サイズ感である

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dic.nicovideo.jp

ニコニコ大百科の引用だが、非常に興味深い点があった

乳房の大きさを表す言葉の豊富さに目を惹かれた

実はこの下に数えきれないほどの「おっぱい関連語」が記載されていた

自分の目で確認されたし

 

このページで分かることは、

日本人は(?)、形よりも大きさに非常にこだわっているのではないかということ

 

ここで疑問に思うのが、

「おっぱい」がお尻に変わるセックスアピールであるならば

なぜ、いわゆる「貧乳」という、お尻に変わるとは到底思えないものに、惹かれる人が出てくるのだろうか

当記事でも、上部で

成人では前胸壁の大胸筋上に半球状(椀状)に隆起し、…………

と引用しているところから、幾何かの隆起をもって「おっぱい」と定義づけているものだとするのであれば、「貧乳」

特に、「つるペタ」や「まな板」と称されるような、膨らみを感じない場合は果たしておっぱいなのであろうか

 

 

出典等は何も分かりませんが、興味深い一文を見つけました

大きいバストが魅力的だと言われるようになったのは、ごく最近のことです。古い時代の日本や欧米では、貧乳こそが女性らしさの象徴と言われていました。つつましく清楚な雰囲気になる貧乳は、日本女性の憧れであった「大和撫子やまとなでしこ)」のイメージにも当てはまります。

laurier.excite.co.jp

この一文を支えるかのような文章が見つかりました

 「この時代のアイドルといえばアイドル歌手のことで、清廉性が求められ、大きなバストはタブー視されていたんです。しかし、郁恵ちゃんは元気で明るいキャラクターと健康的なお色気を両立させた存在で、巨乳アイドルの先駆けとなりました。芸能人水泳大会では、そんな彼女の魅力が最大に活かされた番組。プールサイドで巨乳を揺らして歌って踊るビキニ姿に、中高生は下半身を大いに刺激されました」(アイドルライター)

web.archive.org

大和撫子」とまで評するのは言い過ぎな面もあるかもしれませんが、しかし一昔前の世代では「大きなバストはタブー視されていた」というくらいに

いやな言い方をすると「下品なモノ」のように見ていた層もいるのではないでしょうか

とすると、「貧乳」が好きな方々は、その貧乳が故の清廉性を求めているとすると、それはセックスアピールによる魅力とは異なってくるように思います

 

とすると、同じ議題では扱いにくいと思いますので、今回は一度保留したいと思います。

 

しかし無視することもできませんので

本ページにおける「おっぱい」とは

 

乳房を指す俗語表現で、セックスアピールを担う、幾何かの隆起をもつか、もしくは持つことを期待させるような部位のこと

 

ということで本章を締めたいと思います

「好き」とは

「好き」という日本語の曖昧さと、それによって醸し出される奥ゆかしさ
曖昧がゆえに、その言葉の奥の意味を推察する必要があるというのは、非常に面白い
まあ、実際のところ日本語以外でも当然のようにそれは起こるわけですが
ほかの言語への理解度があまりに低いために、日本語に対してはまだ言えると思って、こう書いてるだけに過ぎないのですが

さて、この「好き」
上述の通り実は非常にあいまいな単語です
英語で書いたときに、日本語訳で「好き」となるものを2つピックアップしてみました

・like
・love


これらの原義を確かめてみると

・like
体、形・姿を表す。
・love
気に掛けること、希望すること、愛することなどを表す。


「like」という単語に、興味関心径がないとは個人的にびっくりです

原義の意味から察するに

「like」は表面的な、見た目的なところを重視?

「love」はその動詞の主語をつかさどる人間にとっての内面的なところを重視?

 

というところで、本ページにおける「好き」とは

1,見た目に限って興味惹かれる

2,本人の意思に限って興味惹かれる

 

の2点を並列的に考えることとする。

といったところで本章を締めたいと思います。

 

 

「おっぱいが好きですか」とは 

さて、上の章が短くなってしまいましたが、決してダレたわけではないと言いますか

あの続きを書こうとしたら、自然と次の章の内容に触れている気がしたので

仕方なく

仕方なーく

章を移行です

 

とはいいつつも、前までの章をまとめながら次の章へと進んでいくだけですが

 

本ページにおける「おっぱいが好きですか」とは

 

「乳房を指す俗語表現で、セックスアピールを担う、幾何かの隆起をもつか、もしくは持つことを期待させるような部位」を

1,見た目に限って興味惹かれる

2,本人の意思に限って興味惹かれる

 

として考えたいと思います。

 

そして、この質問ですが、大事なのは

英語表現的に言うところの

「the おっぱい」ではなく

「a おっぱい」もしくは「おっぱいs」

ではないかというところ

 

つまり広く一般的に想像されうる「おっぱい」についての質問だということであり

巨乳も貧乳もすべて含めた

「all おっぱい」という意味をも含んでいるのだと

 

少し具体的な言葉に落とし込むと

「街中に歩いている人全員のおっぱい」

的なところでしょうか

ということで結論に続きます

 

もぎたては「おっぱいが好きですか?」 (面倒くさいやつはここだけ見ればいいんじゃ)

まずは下記をご覧ください

 

さて、3つほど呟きを見ていただきましたが

これが何を示すのかというと

エロゲユーザーのツイッターアカウントにも関わらず、「おっぱい」と呟いてる呟きが基本的にはこの3つしかない

ということです

 

実は僕も驚きです

信じられないくらいに健全なアカウントでした

ここで

死ぬほどお下劣なこと呟いてるんだから、好きに決まってるだろ!!!

って落とせないことに、今現在まさに驚愕しているところです

落とせないんですけど

 

 

続いて下記をご覧ください

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お察しの方もいらっしゃるかもしれませんが少し聞いてください

この記事をどう落とそうか悩んでいたんですが

このブログにじゃあどれくらい「おっぱい」が溢れているのかと

それをもって落とせるんじゃねえかと

引用する前まではこれで落とせると確信してました

で、上記記事ですが

まさかの

エロゲブログにもかかわらず

「おっぱい」の記載は

まさかの

3記事に

計3回

 

そんな

エロゲブログが

あってたまるかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

というわけで「おっぱいは好きですか?」は

もぎたてはおっぱいが好きではないのかもしれない

 

という誰も予想してなかった形での

終幕を迎えるのでした

 

*1:C. R. Austin; R. V. Short (1982). Reproduction in Mammals and Human Sexuality, 2nd ed.. Cambridge: Cambridge University Press. pp. 1-33. ISBN 0-5212-2361-X. OCLC 7063439 ISBN 978-0-5212-2361-4.

*2:Williams, Florence (6 May 2013) (英語). Breasts: A Natural and Unnatural History. New York City: W. W. Norton & Company. ISBN 0-3933-4507-6. OCLC 859113910 ISBN 978-0-3933-4507-0.

*3:Williams, Florence (6 May 2013) (英語). Breasts: A Natural and Unnatural History. New York City: W. W. Norton & Company. ISBN 0-3933-4507-6. OCLC 859113910 ISBN 978-0-3933-4507-0.