マブラヴ アンリミテッド

全てのエロゲを無に帰した作品の第2部
ロボットが好きになる元凶

評価

絶対にプレイしてから死ね

ゲーム詳細

発売日    :2003-02-28
メーカー   :age

ジャンル   :あいとゆうきのおとぎばなし

スタッフ

 

シナリオ   :吉宗綱紀

代表作    :『君がいた季節』(age)『君が望む永遠』(age)

シナリオ   :タシロハヤト

代表作    :『螺旋回廊』(ruf)『君が望む永遠』(age)

シナリオ   :反重力生命マー

代表作    :『君が望む永遠』(age)『マブラヴ』(age)

 

原画     :Bou

代表作    :『マブラヴ』(age)

       :『ダンジョントラベラーズ2』(AQUAPLUS

原画     :八雲剣豪(へたれ絵原画)

代表作    :『行殺☆新選組』(Liar-soft)『マブラヴ』(age)

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ネタバレあり所感

過去にプレイしたゲームを覚えている範囲でレビューしよう月間第4弾

 

2003年発売当初の初版のみの仕様として、鏡純夏と御剣冥夜の二人をクリアすると突如現れるという事前告知0の謎ルート

初版以外はゲーム開始時点から選べる仕様らしいですが、当時のことを考えると相当な衝撃だったと思います

それを半分くらい体感するために僕もエクストラを全ルートクリアしてからのアンリミテッドスタートでした

正直アンリミテッドの情報をすでに入手していたので、エクストラはだいぶダレてしまいましたが、ダレてもなお全ルートクリアしておいてよかったと思います

 

最初のシーンはエクストラの温泉のシーンで、日常感が出ているにもかかわらず、夢から覚めた次の瞬間に世紀末の惨状

武ちゃんが世紀末の世界に驚愕しながら、大戦中を彷彿とさせる日本帝国の軍国主義の世界の常識に翻弄されながら、軍の人間として生きていくしかない中で、でもその軍国主義に染まることができず、明らかに反発しながら、周りの人間と訓練にいそしむ様子は、現代の平和ボケしているプレイヤーにも主人公と同じ気持ちを否応なしにド正面からぶつけてくる

 

このゲームの面白いところは、中途半端に知識をもたらされないところ

軍隊に属しているからこそ「Need to know」が主人公に課されていると同時にプレイヤーにも課されているから事象が明確に説明されないまま物語が進む

 

最終的に何の予告もなく夕呼先生の研究に関する話が絡んできたかと思うと、詳しい話もなく計画は次のステップに移行し、基地待機とされ、しれっと数年経っている

しかもいつの間にか正式任官している

ただ物語的には訓練生の時期しかほとんど描かれていないので、実はそこまで軍隊軍隊しているわけでもないです。次に続くアルタネイティブよりかは。

平和ボケしている我々プレイヤーに軍隊様式や軍国主義を見せつけるには十分です。

 

主人公の戸惑いとプレイヤーの戸惑いが相当完全に一致してくるこの作品は没入感というよりも、感情移入というか、一体感というか、なんかそんなん

丁度いい言葉が僕にはわかりませんが、そういうことです

 

半ば計画が失敗したかのようなラストシーン

続くオルタネイティブでどう物語が進展するのか

アンリミテッドで最後まで出てこなかった鏡純夏はいったいどう話に絡んでくるのか

 

明日オルタ編レビュー公開